国際電話への不正発信の被害状況と対策

1.不正発信における被害状況

  • hacking198x150近年、国際電話への不正発信の被害が増えて来ています
  • 不正発信の手口は、実際に国際通話をする訳ではなく、海外の小国と電話会社が共謀してその国に電話をかけさせ高額な通話料金の内からバックマージンを得るという手法が報告されております。
  • このような不正発信が行われますと通話料金の請求額が100万円を超えるようなケースも報告されており、そのためにNTTを始め電話各社はセキュリティの強化を図ってはいるものの、不正なアクセスは年々増加しているのが現状です。

2.お客様側で必要な対策

  • ABphoneにかかわるID,パスワードが流出しないように、厳重に管理を行う。
  • ソフトウェアを利用した電話の場合は、最新のバージョンにアップデートするなどのセキュリティ対策を行う。
  • PBXなど機器やソフトウェアの設定状況を確認し、不用意に外部からの接続を許す設定になっていないか、不要なネットワーク接続を許可する設定等は削除する。
  • 「外部から接続する際のパスワード」および「各種設定や管理用のパスワード」について、第三者が推測しやすいパスワードや簡易なパスワードは設定せず、定期的にパスワードを変更する。
  • 機器やソフトウェアのアクセスログを記録、保存するようにし、不審なアクセスの有無をチェックする。
  • 利用しているPBX(構内交換機・主装置)など機器メーカー、保守ベンダー事業者などに相談する。
  • 国際電話を利用しない場合は、電話業者に連絡して国際電話発信規制の申し込みを行う。

3.ABphone株式会社での対策

  • 弊社電話設備の各種セキュリティ対策を強化しております。
  • お客様の通話料金が5,000円(通常5,000円、設定金額は通話実績により変更増額)を超えた時点で、一時サービスを停止することで、被害を最小限に抑えます。
  • 電話料金が異常に高額となった事実をABphone株式会社が確認できた場合、随時、ご確認させていただきます。
  • お客様保護を目的として、ABphone株式会社の各電話サービス・IP電話サービスから、当該不正アクセスで用いられた特定の海外の電話番号宛の発信を全顧客共通で規制させていただくことがあります。
  • お客様保護を目的として、不正アクセスで用いられたお客様の電話番号からの国際電話のご利用を規制させていただくことがあります。